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従来のIPv4では難しくなっている理由

インターネットプロトコルとして、今まではIPv4が採用されていました。今でも利用されています。
例えばocnのサービスを見てもIPv4に対応した接続方式を採用しています。
IPv4にのみ対応しているサイトやオンラインゲームも多いですから、需要はなお高いです。一方でIPv6と呼ばれる新しいインターネットプロトコルも普及しだしていますし、ocnでもそれに対応したサービスも展開しています。
なぜIPv6が登場しているか、それはIPv4ではこれからのネット需要に対応しきれない恐れがあるからです。その中でも大きな問題となっているのがipアドレスと通信速度です。
最近では、携帯電話の電波を使った無線通信(SIM)でもギガ単位での通信速度のサービスが登場しています。
通信容量も月間100ギガ使えるプランもMVNOサービスで誕生しています。

次にIPアドレスについてですが、IPv4の場合、割り当てることのできるipアドレスの数は約43億個といわれています。
一見するとかなりの多さと思うかもしれません。しかし2017年に発表された世界人口白書に基づくと、世界中の人口はおよそ75億人です。ということは1人当たり1つのipアドレスも確保できない計算です。
しかも人によっては複数のアドレスが必要な場合もあります。パソコンにスマホ、さらにはテレビ、スマートスピーカーを使っているとそれだけipアドレスが必要です。
IPv4では賄いきれないのです。

しかしIPv6の場合、IPv4と比較して割り当て可能なipアドレスの数を飛躍的に増やせます。
およそ3.4×10の38乗個のアドレスを用意できるといわれています。ちょっと想像できない数ですが、簡単に言えばほぼ無限にアドレスを割り当てることが可能です。
ちなみに先ほど紹介した75億人が世界中の人口と仮定すると、1人当たり約4.5×10の28乗のアドレス割り当てが可能です。
一人でこれだけのアドレスを使いこなす人はまずいないでしょう。

ocnでは固定ipアドレスの割り当てサービスをNTTのフレッツ回線利用者を対象に行っています。固定ipアドレスがあれば、VPN構築やセキュリティ向上効果も期待できます。IPv6対応のアドレスの割り当てもできるので利用を検討してみませんか?